こんにちは、壁子です。
どなたでも子育ての壁があると思うのですが、その壁を登る途中ひと休みは必要です。
そんなひと休みにお勧めな本を本日はご紹介したいと思います。
子育てをされている方にはもちろん、そうでない方にも"人間力を育てる”という事がよくわかる本ですので、いろいろな方にご満足して頂ける本だと思います。
お勧めのポイント
MUST(しなければならない)がない
失敗しない〇〇のような参考書的な教育論とは違い、 こんな考え方もある、こういうやり方もあると言ったように、 あくまでも提案されるように書かれています。
こうしなければいけない、 こうした方がいいという様なMUSTが多いと、 それを信用しすぎてしまいます。
思い通りにいかないのが育児です。 信用しすぎてしまうと思うようにいかない時に更にストレスを感じ 逆効果です。
この本はMUSTはないけれどBESTな方法を教えて頂けるので 、ストレスなく読めるかと思います。
アドラー心理学とモンテッソーリ教育のいいとこどり
日本の保育園や学校で取り入れているところは少ないかと思います 。 ですがこういった考え方もあると知るだけでも価値があり ます。
"いいとこどり”なので、アドラー心理学とモンテッソーリ教育すべてを実践しているわけではありません。
"いいとこどり”なので、アドラー心理学とモンテッソーリ教育すべてを実践しているわけではありません。
それぞれの内容は是非本でご確認頂きたいのですが、少しだけお伝えすると...
例えば子供に対して「〇〇してはダメ」「〇〇しなさい」と注意したりしていませんか?
「すごいね!」「いい子だね」と褒めていませんか?
私は...今でも両方しています。
ただこの"ダメ(命令)”と"すごいね(評価)”はアドラー心理学ではしません。
"ダメ(命令)”と"すごいね(評価)”をしないってとても難しい事です。
ですがこんな考え方もあるのだと知って、何回か言い方を変えたり、接し方を変えたり、私は少なからず影響を受けました。
読みやすい
大川繁子さんの言葉で話しかけるように書かれているので、
普段小説など読まない私でもあっという間に読んでしまいました。
私が読んで感じたこと、影響されたこと
感じたこと
かすみ草として花を咲かせる子に対して「こんなはずじゃない、
この子はバラに育つはずだ。バラになるよう育てなければ」 と思い込む。これは子供を否定すること。
この言葉が今の私にはとても突き刺さりました。ここまでストレートに思わなくても、 似たような言葉で子供を抑え込んでいるかもと思いました。
・もっと出来るはず、才能を伸ばしてあげたい
・周りはみんな出来るから...
・苦労させたくない
皆さんも当てはまる事はありませんか?
子供の為にという思いが、思い込みが、 もしかしたら子供を否定しているのかもしれません。
幸せ=何なのか、スゴイ=何なのか、
大人が思う(私が思う)=を当てはめているのならば、 それは違うんだなと気づかされました。
その子の個性を尊重しようなんて当たり前で分かっていたことです が、 いざ実際の育児でどう尊重出来ているのかを考えさせられた言葉でし た。
影響されたこと
本を読む中でMUSTがない分、
ここは共感できる、私もそうしてみようと思うところ、
共感はできるけど、 実際これはできないと思うところが出てきました。
そこがこの本のいいところだと思います。
私が実際影響され既に実行したこと2つをご紹介します。
「待ってね」と言ったら、かならず約束を守る。
例えば後で遊ぼうと言って意外と遊ばないことはありませんか?
自分ではあまり意識がなかったのですが、 子供から遊ぶって言ったじゃんとよく言われていることに気が付き ました。
待ってねの時には遊べない状況があって、 その状況が終わった後にはまた別の状況があって、 結局その状況に流されているのは私だなと思いました。
子供はしっかりと覚えていて、 約束を守って遊んであげると本当に喜びます。
結果『待つ』 ということが抵抗なく出来るようになったと思います。
抱っこ、抱っこ、抱っこ!
簡単なことですが、5歳で20㎏ぐらいあると意外に大変です。
まだ小さければすぐに抱っこしていましたが 、もう5歳以上になると簡単に抱っことはいかず、 ギュッと抱きしめるだけでした。
一般的にもう5歳以上になると 『お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから』という言葉が先にきて、 なかなか抱っこは見かけない気もします。
ですがこの抱っこ、本当に大事なことだと思いました。
もちろん子供が喜ぶというのもあるのですが、 ここまで重くなったのか、大きくなったんだと、 私は成長に感謝がこみあげて来ました。
抱きしめることは続いても抱っこは期限があるような気がして…
まだ抱っこが出来る今がとても大事に思えてきたんです。
大きくなってもまだ抱っこ出来るのなら、 是非どんどん抱っこして頂きたいです。
おわりに
100人いれば100通りの親子のかたちがあり、
機会がございましたら是非読んでみてください。
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