壁子の壁と登り方

子供の弱視治療や子育ての壁、生活の壁、仕事での壁を解決方法と共にご紹介します

弱視治療(6~7カ月)~赤鉛筆の秘密~

こんにちは、壁子です。

本日は弱視治療経過をお伝えします。

前回のブログで弱視治療のお勧めトレーニングやトレーニング意欲を高める方法を紹介しました。
手元でじっくり見ならがする作業が効果的なのですが、ビーズや間違い探しも少し飽きてしまい、集中しないことが多くなりました。
そこで他に効果的な方法はないのか調べたところ、赤鉛筆による治療に出会いましたのでご紹介します。
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赤鉛筆の秘密

どうして赤鉛筆?

赤えんぴつ法 (レッドペンシルトレーニング)という言葉があるのご存じですか?

赤鉛筆で文字を書いたり、印をつけたりするトレーニングです。
赤鉛筆の赤が一番効果的とされていて、赤色が視覚を刺激して視力アップに繋がるそうです。
手指は、第二の脳とも言われ、手指と脳は直結しています。  
鉛筆の場合、芯が折れない程度に筆圧を強くして書きます。これはボールペンにはない極めて複雑な動きとなるので、大脳が刺激されます。
赤鉛筆の赤色、鉛筆の特徴こそがトレーニングには効果的とされているので、くれぐれもペンで代用せず赤鉛筆を使用してください。
 

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実行した赤えんぴつ法

新聞紙で文字を探せ
特定の探す文字を決めて新聞紙の文字の中から探すだけです。
娘はまだひらがなしか読めないので、例えば「い」と決めて探してもらいます。
ウォーリーを探せのように意外と楽しんで探してくれますよ。
ぐるぐる書き
紙に〇を書いてその中にまた〇を書く。ぐるぐると一筆書きで書いてもいいのですが、娘は一回一回集中する為に〇を分けて書いていました。
いっぱい渦を書きたいので、ギリギリのところを慎重に書いたり、こだわりを持てばかなり集中力が必要となります。
 

目の成長

アイパッチ期間

弱視の目が眼鏡をかけて1.0まで上がれば、弱視治療の最初の目標は達成した事になるので、視力が安定しているかを確認するためにもアイパッチは一カ月程お休みして、眼鏡だけで過ごしてみます。
そこで視力が下がればまたアイパッチをまた始める必要がありますし、保てればアイパッチは終了となります。
個人差もありますので、眼科医の方とよくご相談ください。

レーニング期間

「見る力」は8歳までに決まると言いますが、全ての子供が8歳にピッタリ止まるという事はありません。目の成長も体の成長も個人差はあります。
もう7歳だから遅いという事はなく、10歳でも訓練の対象に十分なり得ると言う眼科医の方もいるので、毎日10分間だけでも目の成長に繋がるトレーニングをしてみるのは、子供の事を考えれば今しかできない大事な事だと思います。
やらないより、やってみる
諦めるより、諦めない
ですね。

定期検査結果

初回検査結果:右1.5 / 左(弱視)0.4
1カ月目: 右1.5 / 左(弱視)0.8
2カ月目: 右1.5 / 左(弱視)0.8
3カ月目: 右1.5 / 左(弱視)0.8 (手前の視力0.8 遠くを見る視力は0.5)
4カ月目:右1.5 / 左(弱視0.8
5カ月目:右1.5 / 左(弱視)1.0(手前の視力1.0 遠くを見る視力は0.5)
☑6カ月目:右1.5 / 左(弱視1.0(手前の視力1.0 遠くを見る視力は0.8) 
☑7カ月目:右1.5 / 左(弱視)1.0(手前の視力1.0  遠くを見る視力は1.0) 
ついに手前・遠く共に視力は1.0まで上がりました!
眼鏡をかけて1.0まで上がれば弱視とは言わないので、弱視の壁は突破することが出来ました。
 
また定期的に治療の様子を報告させて頂きます。