壁子の壁と登り方

子供の弱視治療や子育ての壁、生活の壁、仕事での壁を解決方法と共にご紹介します

アイパッチさんこんにちは

こんにちは、壁子です。

本日は弱視治療で使われるアイパッチについてご紹介します。

 アイパッチって何?

 皆さんアイパッチ(眼帯シール)ってご存知ですか?

たまにアイパッチをしている子を見かける事もあったのですが、私は目を怪我したから眼帯シールを貼っているのかと思っていました。
実は全く違う用途で使うんです。

目的

弱視治療の一つとして利用されるもので、
視力に左右差がある場合、良い方の目にアイパッチを貼って隠します。そうすることで悪い方の目(弱視の目)が頑張って見よう(発達しよう)とするので視力発達が促されます。

使い方

アイパッチを貼った状態だけだと効果はありません。必ずその上から眼鏡をかけます。
眼鏡をかけて網膜に焦点が合った状態で悪い方の目(弱視の目)を使わないと訓練になりません。活発に行動する時間に(お昼寝時間など眠い時間帯を避けて)利用するのが効果的です。

期間

一日にどれくらい使用するか、いつまで続けるのかは子供によって異なります。
ただ目安として、最低でも一日に2~3時間程度は使用してみて、経過観察が必要です。
 

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アイパッチの種類

シールタイプ

白いアイパッチはよく使われているカワモトのアイパッチ(ホワイト)になります。

 

いろいろ種類はありますが、ベージュよりホワイトの方がお勧めです

ベージュは粘着力が強すぎるので、ホワイトの方が子供の肌には優しいかと思います。
A-1とA-2でサイズが分かれているのですが、3~5才ならA-1で十分です。
A-2はかなり大きいのでご注意ください。(私の娘は5才ですがA-1で十分です)
 
柄のものは海外製になります。
少し割高にはなりますが、子供が喜びそうな可愛い柄などネットを見ると種類も豊富です。
ただ一点ご注意頂きたいのが、カワモトのアイパッチ ベージュの様に粘着力が強いことです。
目に貼る前に、粘着部分を指でペタペタ触って粘着力を弱めてから貼る方がお勧めです。

眼鏡にかけるタイプ

眼鏡にかけるクッションのような布のアイパッチもありますが、
隙間から見えてしまったり、顔の大きさや鼻の高さなどによって着け心地は様々です。
シールタイプ(使い捨てのもの)より経済的かもしれませんが、私はお勧めしておりません。
 

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どう付き合うのか

効果を高める使い方

アイロンビーズやブロックなど手先を集中させる遊びや、間違い探しなど集中して見る遊びをアイパッチ+眼鏡をした状態で遊ぶと効果的です。
アイパッチ日記に何時間何の遊びをしたか記録して経過観察する事を眼科医から勧められました。

アイパッチへの抵抗をなくす

嫌がるお子さんもいらっしゃるかと思います。

白いアイパッチなら好きなキャラクターの絵を描いてあげるとか、アイパッチをしたらご褒美など、まずはアイパッチに慣れることが必要です。

洋服によってアクセサリーを変えるように、私の娘は日によってアイパッチの柄を変えたり、アイパッチを選ぶ事から楽しんでいます。

私に何ができる?

アイパッチをしていると周りの方は「どうしたの?目怪我した?」と心配そうに声をかけてくださいます。その度に治療中である事を説明しますが、やはり見た目を何度も言われることは気持ちいい事ではありません
だからこそ私はもっと世の中に弱視治療の事、アイパッチの事を広めたいです。
小さな子がより治療と向き合いやすい環境を作るために。
 
次回以降は治療経過を書いていこうと思います。